STRATEGY

ライフスタイル戦略

島忠は、1960年(昭和35年)に創業し、現在首都圏を中心に60店舗を展開しています。事業は、ホームセンターと家具という2つの分野を柱に、ビジネスを行ってきました。また、1982年に東京証券取引所2部上場、そして1991年には、東京証券取引所1部上場を果たしています。 そして今、お客様の、そして時代のニーズに応えるため、豊かな生活を具現化するため、ライフスタイル提案企業への変革に取り組んでいます。さらなる飛躍へ、大きな一歩を踏み出したばかりです。

特徴は、個店主義と2つの事業軸

島忠の大きな特徴は、ホームセンターと家具という事業の両輪となる2つの領域を持つことにあります。この2つの分野を融合する複合店では、それぞれの強みを活かして、相乗効果をもたらすことができるというメリットがあります。また、戦略として、一部関西圏での店舗を除き、東京都を中心に、半径50kmエリア内に店舗を集中して配置。これによって、流通などのコストを大幅に削減しています。ホームセンターの分野では、取り扱う商品のアイテム数は13万点にも及んでいます。お客様が必要とするものを提供する。その使命感によって豊富な商品ラインアップが構成されるようになりました。

また、家具の分野では、国内外のメーカーから優れた商品だけをチョイスして、お客様に提供。定評のあるナショナルブランドも数多く取り揃えています。こうした事業展開に加え、島忠では、徹底した個店主義を採用しています。いわゆるチェーンストア方式ではなく、それぞれ店舗の裁量で、商品の仕入れなどを行うというものです。同じ島忠でも、店舗によって、品揃えが異なる。唯一無二の店舗ができるというわけです。店舗ごと、だけではなく、売場の担当者一人ひとりも、独自に自分のお店のように、売場づくりを展開できます。個店主義、個人主義ともいえるでしょう。あくまでも、地域のお客様のニーズに合わせた店舗であること。売場であること。この原則を大切に、島忠は多くのお客様に快適や便利をお届けしてきました。

モノからコトへの大転換。

しかし、今、時代は大きく変貌しようとしています。島忠を取り巻く環境も厳しさが増しています。だからこそ、島忠の価値を改めて問い直す時だと、考えました。そこで、私たち島忠はモノを提供するだけではなく、ワクワクできる空間を提案する企業へと変わるべきだと決意したのです。家を出なくても、さまざまなショッピングができる現代。あえて、島忠の店舗に足を運んでいただき、心が浮き立つような、楽しい時間を提供できる店舗づくりこそ、島忠の次代のあるべき姿だと思うのです。企業理念のなかにも、「モノからコトへ、そして感動へ。納得と満足のその先に、出会いと発見の歓びを。私たち島忠は多様なライフスタイルの提案とショッピングとエンターテイメントの融合を通じてお客さまの暮らしに、“特別な日常”」をお届します。」と、宣言しています。そして、島忠が描く未来へ向けた取り組みが、始まっています。

島忠は、新たな島忠へ変革中。

2018年12月に、横浜エリアにオープンしたのが、「ホームズ新山下店」です。生活がより楽しく、より豊かになるライフスタイル提案の場としてリニューアルしました。なかでも、大きな特徴が、「寛ぐ」「眠る」「整える」「育む」など、テーマごとに演出された12のルーム。家具や雑貨などのコーディネートが、新しい暮らしへと誘う空間となっています。また、広いキッズスペースを設置したり、ペットを専用のカートに乗せて店内を散策することも可能で、週末はもちろん、平日でもたいへんな賑わいを見せています。

一方、2019年3月にオープンしたのが、「ホームズさいたま中央店」です。島忠では初となる健康をテーマにした専門店が集まる「HEALTH MALL」を展開。コンセプトは「“お客様にとって大切なこと”を想う」。お客様の日々の生活をより豊かにする、生活提案型店舗を目指しています。この2つの店舗には、ライフスタイルの提案企業として島忠が目指す新しい未来像が確かに描かれています。しかし、お客様一人ひとりにライフスタイルを提案するという大きな野望を考える時、けっして完成形ではありません。これからも留まることなく、進化し続けいく。島忠は、新たな島忠へ、変革の歩みを止めません。

集客力・収益力のある新業態を創り出せていないという現状を打開するために、島忠が取り組んだのが、ライフスタイル提案企業。これまでは、家具売場という考え方から、なかなか脱却できませんでした。それは、商品を売る、つまり、モノを売るという発想が強かったということです。そこで、モノではなく、コトを売るという発想に転換したのです。ライフスタイル、そこには、一人ひとり異なる趣味趣向や重視するポイントがあります。だからこそ、島忠はこれからも、その一人ひとりのニーズを模索して、それで誰も見たこともない店舗を展開していこうと考えています。