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楽しい暮らし

9月からできる!秋植え球根 特集

チューリップ,ヒヤシンス,ムスカリ,クロッカス
春に美しい花を咲かせる球根は、秋に植え付けるのがポイントです。 このページでは、ガーデニング初心者の方にも分かりやすく、秋に植えて春に咲くおすすめ球根とその育て方をご紹介しています。
 


1.秋に植える球根

チューリップ
  
 

2.秋から植えるメリット

ヒヤシンス
 
◎根がしっかり育ち、春に元気に成長
秋は気温が穏やかで、土の温度も植物の成長に適しています。
この時期に植えることで、植物は冬の間にしっかりと根を張り、春には元気に芽吹いてくれます。春に植えるよりも、力強く育つのが特徴です。
 
◎水やり・お手入れがラク
秋は雨が適度に降り、気温も高すぎないため、植物への水やりの負担が少なくなります。
お手入れも比較的ラクなので、忙しい毎日でも無理なく続けられます。
 
◎秋のガーデニングは心と体のリフレッシュに
外の空気が気持ちよく、体を動かすことでリフレッシュ効果も。
自然に触れる時間は、心の癒しやストレス解消にもつながります。
 

3.植えつけ前の準備

ポイント①植える場所・スタイルを決めましょう
秋園芸は、ライフスタイルやご自宅のスペースに合わせていろいろな楽しみ方ができます。
庭・ベランダ・プランターなど、ご自宅のスペースや日当たりを確認します。植物によって、日向や半日陰が適しているものもありますので、植えたい植物の性質に合わせて場所を選ぶことが大切です。
 
ポイント②必要なものを揃えよう
プランター,鉢
プランター・鉢
土容量20L以上、深さ20cm以上のものが球根には理想的。樹脂製鉢は軽くて扱いやすく、ベランダや玄関などにも最適です。

培養土
球根用培養土
水はけが良く、初期肥料が配合されたものを選ぶと失敗しにくいです。

鉢底石
鉢底石・ネット
プランターの底に敷いて水はけUP・根腐れ防止に役立ちます。

また、スコップ、手袋、じょうろ(または水やり用ペットボトル)、園芸用ハサミなど基本の道具も一緒にそろえると安心です。
 
ポイント③球根・苗の管理と下準備
球根の保管
購入後は直射日光を避け、風通しの良い涼しい場所で保管しましょう。
植え付け時期は地域によって異なりますが、気温が15℃前後になった10月~12月上旬が適期。寒冷地は早め、温暖地はやや遅く、かつ深めに植えるのがコツです。
苗や球根のチェック
傷や病気のない元気なものを選びましょう。購入後はなるべく早く植え付けます。
 
ポイント④プランター・鉢の準備手順
鉢底石
鉢底ネット・鉢底石をセット
プランターの底にネット、その上に鉢底石を敷き、水はけを良くします。

4.植えつけ方法

◎植えつけの深さと間隔
植えつける深さ
球根の種類によって植える深さが異なるため、チューリップやヒヤシンスなどは、土の表面から約3cmの深さに植えます。一方、ユリの球根はより深く、土の表面から10cm以上の深さに植えるのがポイントです。鉢底には排水性を高めるための石や砂を敷き、球根が過湿にならないようにします。
 
◎球根の向き
植えつける向き
例えば、チューリップの球根を植える際には、ふくらんでいる面を上にして、葉が出る方向を揃えることが大切です。これによって、春になったときに芽が同じ方向に伸び、花壇全体がバランスよく整った美しい景観になります。また、球根の深さや間隔にも注意し、適切な環境で育てることで、元気な花を咲かせることができます。
 
◎水やり
水やり方法
植え付け後の最初の2週間は、植物の根がしっかりと成長するように、たっぷりと水を与えることが大切です。冬の間は土が乾いたタイミングで、日中の暖かい時間帯に鉢底から水が流れ出るくらい十分に水やりをしてください。これにより、植物が健やかに育ちます。

5.よくある質問

Q. 秋に植えた球根は、いつ花が咲きますか?
A. 秋に植えた球根は、冬の間に根を張り、翌年の春(3月~5月頃)に美しい花を咲かせます。

Q. 秋植え球根を植えるタイミングは?
A. 気温が15℃前後になる10月~12月上旬が植え付けのベストタイミングです。寒冷地は早め、温暖地は遅めに植えるのがおすすめです。
 
Q. 植えつけに使う土や肥料はどんなものがいいですか?
A. 水はけの良い球根用培養土がおすすめです。庭に地植えする場合は、有機質肥料(チッソ・リン酸・カリ)がバランスよく含まれたものを使いましょう。

Q. 室内で球根を育てることはできますか?
A. はい、ガラスベースを使った水栽培なら、土や肥料を使わず室内でも簡単に育てられます。根の成長が見られて、インテリアとしても楽しめます。